節分の由来と風習・食文化の解説

👹 節分の由来と風習・食文化の解説

節分の由来と風習・食文化の解説

■ 節分とは何の日?

節分は「季節を分ける日」という意味を持ち、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日に年4回存在していたんですね。 その中でも、旧暦では立春が一年の始まりとされていたため、立春前日の節分だけが特に重要視され、現在の形として残ったと言われているようです。

季節の変わり目は、昔の人々にとって“邪気が入りやすい不安定な時期”。 そのため、節分は 新しい一年を迎えるための厄払いの日 として発展していきました。

本来の4つの節分とは

節分の種類 対応する季節の始まり 節分の日付(目安)
春の節分 立春(2月4日ごろ) 2月3日ごろ
夏の節分 立夏(5月6日ごろ) 5月5日ごろ
秋の節分 立秋(8月7日ごろ) 8月6日ごろ
冬の節分 立冬(11月7日ごろ) 11月6日ごろ
現在では「春の節分(立春の前日)」だけが残っているのは、 旧暦では立春が一年の始まりとされていたため、春の節分が“年越し”に近い意味を持っていたとのことです。

そのため、豆まきや厄除けなどの行事が集中し、 他の季節の節分は次第に行われなくなっていきました。

■ 豆まきの由来

節分といえば「鬼は外、福は内」の豆まき。 この風習は、古代中国の“追儺(ついな)”という悪霊払いの儀式が日本に伝わり、宮中行事として行われていたものが起源とされています。

豆が使われる理由には諸説ありますが、代表的なのは次の2つ。

● ① 穀物には霊力が宿ると考えられていた

古代の日本では、穀物は生命力の象徴。 その力で邪気を祓うと信じられていました。

● ② 「魔(ま)を滅(め)する」=“魔滅(まめ)”のダジャレ的な語呂合わせ

言霊文化の日本らしい発想で、豆が厄除けの象徴となりました。

豆まきは、家長や年男・年女が行うと縁起が良いとされ、 まいた豆を自分の年齢+1個食べることで、無病息災を願います。

■ 恵方巻きの意味

恵方巻きは比較的新しい風習ですが、 その背景には 「福を巻き込む」「縁を切らない(切らずに丸かじり)」 といった願いが込められています。

● 恵方巻きのルール(意味付き)

  • 恵方を向いて食べる:その年の歳徳神(としとくじん)がいる方向
  • 黙って食べる:願いが逃げないように
  • 丸かじりする:縁を切らない、福を丸ごといただく

具材は七福神にちなみ「7種類」が基本とされます。

恵方巻きの定番7種の具材と意味

具材 意味・役割
玉子焼き 甘みと厚みで中心を作る。黄色は金運の象徴。
かんぴょう 噛み応えと旨味を添える。長く続く縁を表す。
しいたけ 香りとコクで全体を包む。健康長寿の象徴。
きゅうり みずみずしさと歯切れ。緑は成長・繁栄の象徴。
穴子・うなぎ 照りとコクを広げる。出世魚として縁起が良い。
海老 赤の彩りと風味。長寿の象徴(腰が曲がる姿)。
桜でんぶ 甘みとピンク色で華やかさを演出。祝いの色合い。

この7種はあくまで「縁起を担ぐ構成」としての定番であり、必ずこの具材でなければならないという決まりはありません。 最近では、海鮮巻き・肉巻き・野菜巻き・スイーツ巻きなど、自由なアレンジも増えています。


■ 柊鰯(ひいらぎいわし)の風習

玄関に 柊の枝と焼いたいわしの頭 を飾る風習は、 平安時代の文献にも登場するほど古いもの。

● なぜ柊といわし?

  • 柊のトゲ:鬼が嫌う
  • いわしの匂い:邪気を追い払うと信じられた

地域によっては「焼嗅(やいかがし)」とも呼ばれ、 節分の夜に飾ることで家を守る魔除けとして機能していました。

■ 節分と食文化

節分は“厄除け”がテーマの行事なので、 食べ物にも「無病息災」「福を呼ぶ」意味が込められています。

● ① 福豆

炒った大豆を使うのは、芽が出る=災いが再び起こる と考えられたため。 「炒り豆=災いを封じ込めた豆」として扱われます。

● ② いわし料理

焼きいわし・いわしの煮付けなど、節分の日はいわしを食べる地域が多い。 これは柊鰯の風習と同じく、邪気払いの意味があります。

● ③ けんちん汁

冬の行事らしく、体を温める根菜料理が好まれ、 特に関東では節分にけんちん汁を食べる家庭も多いです。

● ④ 福茶

昆布・梅干し・豆を入れた縁起物のお茶。 「福を飲む」という意味があり、節分の朝に飲む地域もあります。

■ 節分が“鬼”のイメージになった理由

節分の鬼は、単なる怪物ではなく 災害・疫病・不幸の象徴。 古代の人々は、目に見えない不安を“鬼”として形にし、 それを追い払うことで新しい一年を迎えようとしました。

鬼の色の意味!。

  • 赤鬼:怒り・欲望
  • 青鬼:冷酷・嫉妬 など、人間の心の弱さを象徴するとも言われています。

■ 現代の節分

現代では、家庭行事としての豆まきに加え、 神社や寺院での「節分祭」も人気です。

特に有名なのは、

  • 成田山新勝寺
  • 浅草寺
  • 吉田神社 などで行われる豆まき行事。 著名人が豆をまくことで毎年ニュースになります。

一方で、家庭では

  • 恵方巻き
  • いわし料理
  • 福豆 といった“食の節分”が定着し、 季節の節目を味わう行事として親しまれています。

✨ まとめ

節分は、季節の変わり目に生まれた 日本独自の厄払い文化。 豆まき・恵方巻き・柊鰯など、 それぞれに「福を呼び込み、災いを遠ざける」という意味が込められています。

バレンタインのように“贈り物文化”が発展した行事とは異なり、 節分は 季節・自然・厄除け をテーマにした、 日本の伝統的な生活文化の象徴と言える行事です。


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Posted by mako